腰痛にはまず前屈。それからストレッチの習慣。
腰が痛い? ならば前屈を試してみてください。
前屈をもとに、ぬこじゃむが日ごろしているストレッチの流れを書いていきます。

こしってどこ?
ぬこじゃむのあがいた結果をどうぞご覧ください。
痛みの和らげ方なので、原因を取り除くものではないということは最初に言っておきますね。
ぬこじゃむの症状
2018年のことでした(遠い目)。
夏の暑い日、折りたたんだ布団に何時間も寝っ転がって、漫画を二〇冊くらい読んだころです。
「背中の下の方がおかしいなぁ」なんて、のんきに構えていたのですが、

あれ……いたいの治らない……
いくら時間が経っても、どんなにストレッチをしても、痛みが取れない!
立っているだけで、重労働をしたあとのような軋み。
座ったら治まるというわけでもなく、むしろ余計にひどくなる。
運転をするときなんか15分で痛みが出るのです。
幸い、横になると治まるので不眠にはなりませんでしたが、
以来、治っていません。

我慢できないこともない、のがまた辛い
腰痛とは恐ろしいものです。
痛い痛いという話を聞いてはいましたが、なってみて初めてそのつらさがわかります。
よほど気を張っていないと気力がどんどん削がれるのです。
まるでRPGゲームにある毒の沼状態。
これを一生抱えていくのかと思うと鬱々とします。
太ももの裏をのばす
さて、そんな絶望の中でたどり着いたのが、太ももの裏を伸ばせば痛みが治まるという事実。
よく「腰が疲れたなぁ」っていうときに上半身をぐうっと反らす体操をしますが、逆です。
肩幅で立って、両手をつま先に近づけるアレをしてみてください。
勢いをつけず、ゆーっくり「ちょっと痛いかな?」っていうところまで手を下げていく。
起き上がってみると、不思議と痛みが和らいでいます。
より効果を引き出すには
流れと習慣化が必要です。
といっても、そう難しいことではありません。
こう!
- 腰の痛みを感じたら、立ち上がって腕回し。
- 前屈と上体を反らしを繰り返す。
1の”腕回し”というのは、
『両手をピンと横一直線に伸ばし、指先から肩までを使って、小さな円を描くようグルグル回す』
というストレッチです。
これによってまず、肩・背中・胸、という大きな筋肉を使い、全身の血行を促します。
前まわしと後ろ回し、合わせて10回~20回くらいです。
2は、ラジオ体操でよくある『胸を反らす運動』ですね。
前に倒して……大きく反らす……また前に倒して……、という具合に繰り返します。
4回くらい繰り返すと、太ももの裏が大分柔らかくなります。
するとあら不思議。腰の痛みが引いているのです。
ストレッチの内容よりも大切なこと
ぬこじゃむはそれで治まりますが、どうですか?
回数や、前屈の深さは、痛み具合や身体の固さに合わせて調節して下さい。
首回しとか、手首足首ぶらぶらとかを組み合わせると、さらに気持ちがよい!
大事なことは、速くしないこと!
ゆっくりゆーっくり、調子を確かめるように動かしていくと、

ビキッ――
うっ……
なんてことにならなくて済みます。
さらに、超超超超重要なのが、痛みの兆候を感じたら、すぐに、体をほぐすこと。
何かの作業をしていて「あとちょっと……」なんて言わない!
その微かな痛みは、体の叫び声なのです!
腰ちゃんの悲鳴なのです!
腰ちゃんは、我慢して我慢して我慢して我慢した結果、それでもどうしようもなくて、「痛い……」と訴えています。
その姿をイメージしてみてください。
赤くはらしたまぶた。
目じりと袖に濡れた跡。
唇をかみしめながら、蚊の鳴くような声で言うのです。
「いたいよぅ……」
……かわいそう!
ちゃんと身体の声を聴いてあげてくださいね。

腰ちゃん!?
きっかけ
この方法にたどり着くのに、ずいぶんと回り道をしました。
試したこと
- 湿布(冷・温)
- 腰回りの筋力アップ
- 腰のマッサージ
- マッサージ機による圧力
- 病院で痛み止め
いよいよガマンが出来なくなったため、病院に行ってレントゲン検査受けたところ……『正常』。
骨に異常はないと。
結局痛み止めだけもらいましたが、痛みがちっとも治まらない!
待ち時間を椅子に座って過ごすのも辛いので、それ以来病院には行っていません。
もう少しこらえ性だったなら、完治できたのかな?

びょーいんいやー
テレビに出てた、針かなんかの先生
家にいる間はほぼ一日中横たわって過ごしました。
そんなある日。
とあるTV番組でスゴイ針師さんが、太ももを中心に治療していたのです。
「腰の痛みは腰からじゃない」みたいなことを言っていたような気がします。
気になって調べてみると、太もも裏の筋肉は腰の方へとつながってるんですよね。
そこでさらにいくつかストレッチっぽいものを試した結果、この前屈運動がもっとも良いと感じたわけです。
被験者:三人
ぬこじゃむを抜いてあと二人にこの方法を教えたことがあります。
母親、それから、外でたまたま話した介護タクシーの運転手さんです。
介護タクシーの運転手さんが上半身を反らす運動ばかりしているのを見かけたので、
「前屈で太ももの裏を伸ばしてあげるといいですよ」
と教えたら、次に会った時に「すごく楽になったよ」と言ってくれました。
車に乗る人はちょっとした休憩で試してみてください。
痛みと付き合う
他にもいくつか改善に役立ったことがあります。
- 同じ姿勢をし続けない(寝返りもする)
- 歩く(走る)
- 腰を締め付けない
- 期限の切れたシップを使わない
特に最後は、そのせいかどうかは分かりませんが、背中の方までピリピリして地味に苦しみました。
まとめ
『何でそうなるのかはよく分からないけどやってみると効果があった』ことでしかありません。
ですが、ぬこじゃむの場合、病院の痛み止めを貰っても治まらなかった痛みが治まっているので、もしかすると痛みに絶望しそうな誰かの役に立つのではないでしょうか。
太ももの裏を伸ばす前屈をする。
他のストレッチと組み合わせる。
腰ちゃんの声にすぐ耳を傾けてあげてぇ!
色々と調べはしましたが、腰痛というのは症状の幅が広いです。
詳しく探るとなると、それはやはりお医者さんや整体師さんでないとわからないでしょう。
とはいえ、絶望するくらいなら、まずはこの簡単な前屈ストレッチを続けてみてはどうですか?
腰痛よ、とんでけ~!
それではこの辺で! 次回は……そこらへんで!

腰ちゃん見てみたい……

だから誰!?
P.S. 毎日前屈していると、身体すごく柔らかくなりますよ! びっくり!
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