出世した山村出身シャンソン歌手

早口言葉 出世したシャンソン出身シャンソン歌手 雑記

数回にわたってお伝えしてきた『早口言葉のコツをつかんで滑舌トレーニング』。

今回は実践編です。

出世した山村出身シャンソン歌手

出世した山村しゅっしゅ……

実践

『出世した山村出身シャンソン歌手』

この早口言葉をクリアするために使う武器はこちら

  1. 小さく分ける
  2. イントネーションをつけて脳にしみこませる
  3. さ行の息を速く出す
  4. 丸い息のかたまりを意識する
  5. 流れないよう音を短く切ることを意識
ポイント

細かく見ていきますが、
はじめのうちは早く言おうとせず
ひとつひとつの音を丁寧に確認します。

1、小さく分ける

言葉として意味の通るよう
文節に区切っていきます。

「出世した」「山村」「出身」「シャンソン」「歌手」

さ行が多くて言いづらいこの早口言葉も、
一つ一つの文節でみれば
そう難しくないかも。

2、イントネーションを脳にしみこませる

一つ一つの音を確かめます。

「しゅっせした」=
「しゅっ↑せ↑し↓た→」

「さんそん」=
「さん↑そん→」

「しゅっしん」=
「しゅっ↑しん↓」

「しゃんそん」=
「しゃん↑そん→」

「かしゅ」=
「か↑しゅ↓」

最初の音がすべて上がっていますのでアクセントはつけやすい。

ただ、その前に息の使いかたを確認しましょう。

3、さ行の息を速く出す

速く言う場所を確認します。

ゅっ た」「ん」

ゅっ ん」「ゃん ん」

「かゅ」

さぎょーばっかりだよ……

(でもこれって……)

4、息の通り道を確認

さ行の息の通り道は
前歯と前歯との間。

『丸い息のかたまり』を意識して
歯の間に向けて素早く送り出す。

ゅっ た」は
ゅっせ」と「た」
に分けて考えます。

ゅっ た」「ん」「ゅっ ん」「ゃん ん」「かゅ」

続けて言うと、
口の前の方でポコポコとボールが飛び出してくる感覚になる……のはぬこじゃむだけでしょうか。

5、流れないよう音を短く切ることを意識

「こする」音である さ行 は、
息が遅いと空気の音ばかりになってしまい、
はっきりとした音が出ません。

「息のかたまり」を意識した「速さ」と、
「息の通り道」を意識するだけでは
まだ足りない。

後ろの音と混ざらないように
音を切ってあげましょう。

ゅっ(っ)た(っ)」
「せ」と「し」のつながりが特に流れやすい。
「せ」の息の切り方の感覚を、
ゆっくり口に出して言いながら確かめてください。

ん(っ)ん(っ)」
「ん」でしっかり止めてあげることを意識。
「ん」を止める感覚を中心に練習するとよいです。

ゃん(っ)ん(っ)」
「し」と「そ」で口の形が変わるため、
「ん」さえしっかり止めてあげれば
思ったよりも言いやすい。

「か(っ)ゅ」
「し」の音をはっきり出すためには
「か」の音を短く切るとよいです。
お腹に力を入れると切りやすい。
(詳しくは次回の『腹圧』で)

「か」の「息の通り道」は のどの手前です。
そのあとに続く「し」の「息の通り道は」一番前。
より速い息を意識しましょう。

部分練習

文節を組み合わせて練習します。

ゅっ(っ)た(っ)」:「か(っ)ゅ」

ん(っ)ん(っ)」:「か(っ)ゅ」

ゃん(っ)ん(っ)」:「か(っ)ゅ」

ゅっ(っ)ん(っ)」:「か ゅ」

一つ増やす。

ゅっ た」「ゃん ん」:「か ゅ」

ん」「ゅっ ん」:「か ゅ」


さらに増やす。

ゅっ た」「ん」「ゅっ ん」:「か ゅ」

ん」「ゅっ ん」「ゃん ん」:「か ゅ」

では最後に、

ゅっ た」「ん」「ゅっ ん」「ゃん ん」:「か ゅ」

言えましたか?

ゅっ(っ)たっ

(ちょっと上手になってる)

マインドセット

細かく書いたので うんざり したかもしれませんね。

一気にやってしまわず、
ゆっくりやって
ちょっと早く口に出してみる
を繰り返すのがいいでしょう。

脳と口とに覚えこませるようにゆっくりと。そして頭の中でも繰り返すように声を出して。

真剣に練習するのはいいけれど、
失敗したら笑うようにしてください。

脳が「楽しい!」と思うと身体の覚えも早くなります!

まとめ

まとめ

出世した山村出身シャンソン歌手は攻略できる!

一度クリアすると不思議なことに難なく言えるようになります。

ただ、よりハッキリとした発音を目指すなら、今回みてきたことをひとつひとつ丁寧に見直すのがよいです。

次回は『腹圧』について話します。

隠れ強キャラである『か行』と『連続音』の攻略です。

今回はこの辺で! 次回はあの辺で!

出世したっシャンソン出身シャンソン歌手っ(キリッ

誰!?

(でもちょっと違う)

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