クラウン・マッターホルンの神造山脈と虚空のマイケル

クラウン・マッターホルンの神造山脈と虚空のマイケル

4-31:第6ポイント 岩壁

***  第6ポイント。  雄大と仰いだ稜線は見当たらず、目に映るのは岩壁ばかり。その岩壁にしてもほぼ垂直で、道と呼べるものもすでに無くなっていた。荒く割った氷のような崖を、ひたすら上るばかりなんだ。  氷という例えは、...
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4-30:第5ポイント 岩の斜面

***  第5ポイントは、岩の斜面の広がる場所にあった。  左手に山、右手に崖というロケーションは第4ポイントの崖沿いの狭い道と同じで、ここはその道幅がぐっと広くなった感じかな。一見すると足場もあって安全そうに見える。 ...
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4-29:第4ポイント 崖

*** 「くっ、すまんっ!」 「よしきたっ! 果実っ」 「はいはぁいっ」  左手側には岩壁、右手側には崖。  第4ポイントは岩壁沿いの細い道の途中にあった。  欠片のある場所はほぼ分かっていて、あとはそ...
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4-28:歩み

***  神世界鏡は害されることを拒絶するらしい。  第2ポイントで降り注いだ噴石が、全て粉々になっていたということから予想はしていたんだ。  それが確信に変わったのは、第3ポイントで欠片の上に倒れていた虚空のマイケルが...
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4-27:第3ポイント 火口湖

*** 「ここからは登頂ルートに入る」  午前7時ぴったりに山小屋を出た4匹は、簡易標識のある三叉路に立っていた。 「まず山の裏側にある第3ポイントへと回り込み、そこからぐるっとこちら側に戻りながら第4第5第6ポイント、...
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4-26:第2ポイント 噴石②

***  異変にいち早く気づいたのは先行していた虚空のマイケルだ。事前調査で噴石地帯ということは調べてあったからね、頭上も警戒していたんだろう。 「くるぞ」  立ち止まり、噴石に向かって指をさした。茶色いマイケルたちは早...
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4-25:第2ポイント 噴石①

*** 「第2ポイントは少し離れているが、時間は十分にあるから確実に進もう」  茶色いマイケルたちは朝6時を過ぎてから小屋を出て、第1ポイントのあった森林地帯とは逆方向の道を進んでいた。  虚空のマイケルが先行し、きょろ...
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4-24:山小屋

***  予定よりもずっと早く第一ポイントの欠片を見つけた4匹は、拠点とする山小屋に来ていた。  山小屋なんていうけど設備はかなりしっかりしていて、体を横たえるスペースだけじゃなく、キッチンやテーブル、ベッドにお風呂、水洗トイ...
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4-23:第1ポイント 森林地帯

*** 「無事のようだな、茶色」  やわらかな草の上で仰向けになっていた茶色いマイケルは、青く広がった空の片隅に灼熱のマイケルの姿を見た。  紫外線ゴーグルをおでこに上げ、手で庇ひさしを作って辺りを見渡している。いつもは...
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4-22:降下

***  超ネコ気球から降下を開始した茶色いマイケルは、大気に厚みを感じながらドロップゾーンを確認した。  目に映っているのは円環状の山脈。  そう、横に長いとばかり思っていたクラウン・マッターホルンの本当の姿は、王冠み...
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