漢字だらけですごいことになっていますが、今回はこの実在するようなしないような役所の名前のついた早口言葉に挑戦します。
言いづらい か行の連続音がありますが、コツを押さえれば手ごたえを得られるでしょう。

かんじがよめないー
攻略! 農商務省特許局、日本銀行国庫局、専売特許許可局、東京特許許可局
攻略のポイント
あれこれ考えながらは難しいので、
押さえるべきポイントを三つに絞ります
- 抑揚をつけて脳に理解を
- 連続音での腹圧
- 許可局の「か」
抑揚をつけて脳に理解を
まずは、脳に理解しやすいカタチに
言葉を分けてあげます。
『農商務省 特許局』『日本銀行 国庫局』『専売特許 許可局』『東京特許 許可局』
省庁など + 〇〇局
の形になっているのを確かめます。
続いて読み方。
『農商務省 特許局』=
『のう しょうむ しょう』『とっきょ きょく』
お次はイントネーションです。
『のー↑ しょー↑む↓ しょー↑』
『とっ↓ きょ↑ きょ↑ く↓』
声に出してみて音を確認します。
他人に聞かせて意味が通じる音になっているなら、次に進みます。
残り3つぶん
『に↓ ほん↑ ぎん↑ こー↓』
『こっ↓ こ↑ きょ↑ く↓』
『せん↑ ばい↑ とっ↑ きょ↓』
『きょ↓ か↑ きょ↑ く↓』
『とう↑ きょー↑ とっ↑ きょ↓』
『きょ↓ か↑ きょ↑ く↓』
イントネーションだけを見ると
音の流れが似ているのがよくわかりますね。
連続音での腹圧
むずかしいのは『か行』の連続音。
↓の3パターンです。
『とっ↓ きょ↑ きょ↑ く↓』
『こっ↓ こ↑ きょ↑ く↓』
『きょ↓ か↑ きょ↑ く↓』
『か行』は舌の根っこで
息に栓をしてから音を出します。
舌の根っこという
あまり意識して動かすことのない場所には
つい力が入ってしまいがちです。
力んでしまうと言葉がもたついてしまい、
思ったような音になってくれません。
なので
舌の力を抜き、
それからお腹をへこませることで安定した息を口に送ってあげます。
音の出る風船の口をつまんで、膨らんだ部分を ちょっとづつ押すイメージです。
許可局の「か」
二回出てくる
『きょ↓ か↑ きょ↑ く↓』は、
前の二つと少し違う部分があるのですが、
わかりますか?
こたえは母音。
前二つが
『おっお おう』なのに対して、
許可局は
『おあ おう』なのです。
前二つは『お→お』と母音が連続し、口の中を狭めたままです。
しかし許可局は『お→あ』と、口の中を広くしてあげる必要があります。
すると、口の中の形を変える分、どうしてももたつきが生まれるのです。
なので、
『きょ↓ か↑ きょ↑ く↓』の『か』を
ちょっと大げさなくらい大きく開きます。
舌の根っこを少しだけ前に突き出すイメージ。
(突き出しすぎると変な音になるので注意!)
これで、もたつきが無くなります。
しかも、息をふさいでいる舌の根が離れやすくもなります。
まとめ
攻略のポイントは、か行の連続音
抑揚さえつかめれば、それ以外は言いやすい
口の中の広さの変化と、それによる もたつきに注意
練習の糸口はつかめましたか?
この早口言葉の発声がうまくできれば、
『か行』はかなり言えるようになっています。
滑舌もかなり変化しているのではないでしょうか。
「言えないよ」
という人は毎日少しずつ練習してみて下さい。
一気にやってはいけません。
口だけしか動かさないとはいえ、体は体。
何時間も集中しての練習なんて疲れます。
強張ってしまって逆に効率が悪くなっちゃいます。
ゆっくりゆっくり
口に動きをなじませるつもりで練習すれば
ある日ふと出来るようになっている
そんなものです。
他にもいろいろな早口言葉がありますが、
ひとまずこの辺で。
面白い早口言葉があればぜひ知りたいので、コメントに書いてもらえれば頑張って練習します!
それではまた!

きょかきょく きょカきょく きょきゃきょく きょかきょく

(あ、言えた)
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